レンタルな関係

先日、雑誌でレンタル家族の特集を読みました。

 

以前からも話題に上がる事があった、この「レンタル家族」ですが事情により結婚式に出席ができない新郎、新婦の親兄弟役として、または友人役としてなど「その場限り」の役まわりが需要としては多いそうですが、もっと深く依頼者の人生に関わるケースもあるようです。

 

そこでは妻と娘を失った男性が一家団欒の時間を過ごしたいと、妻と娘を一時的に「レンタル」するというエピソードが綴られていました。

「レンタル」が終わったら、また一人になってしまい逆に寂しい気持ちになってしまいそうですが、意外にもそれほどではなかったと言います。そして家庭が「無償」で安らぎを得られる場になったのは、実はそれほど昔のことではないのです。

 

最終的にその男性は、お互いに連絡を取らずに過ごしていた実の娘さんと再び連絡を取るように、「レンタル中」の娘さんに諭されたそうです。

 

レンタルされて「演じる」側の人も、様々な事情からレンタルを必要とする人たちと触れ合う中で、きっといろんな感情を抱くことでしょう。

 

これは女性に多いそうなのですが、夫や恋人を「レンタル」しているうちに、その相手役の人に対して「結婚」を希望してくる人が実に40パーセントといいます。

 

もちろん、そういった場合にも規定で結婚することはないそうですが、徐々に会う回数を減らしたりして依頼者の女性から距離を取るといった措置がとられるそうです。

 

やはり、なんどもレンタルされて一緒に過ごす時間が蓄積されていくうちに、演じる側の人も「地」の顔を覗かせるでしょうし、それも含めて関係を深めていくことに心地よさを覚える事は多いはずです。

 

また、依頼者の「寂しい気持ち」を埋めようと依頼者の理想とする夫像、恋人像に合わせて振る舞うのですから「無意識に依存してしまう」ことは仕方がないことでしょう。

 

これを婚活の場面に当てはめて考えてみると、プロフィールやお見合いの場の姿は仲人の指導によって作られた婚活向けの「仮の姿」であり、交際を深めていく中で徐々にお互いの「素」を見せていくという点では同じ状況だと思いました。

 

ただし、結婚を目標にした婚活では、お互いに「相手の望む異性の在りよう」を知ろうとする姿勢がないと、上手く進んでいきません。そしてお互いのために、自分の価値観を変えていく努力が未来のかけがえのない関係を育むのです。

 

どちらかがどちらかに「依存」する形では、結婚生活は実りあるものにはなりません。

 

お金など目に見えるもの以外でも「自分が相手に対して与えることのできる何か」がきっとあるものです。

 

お互いに求め合う、与え合う事ができる相手との出会い、それが運命の出会いだと思いませんか? まずは、自分自身が何を与える事ができるのか? 今よりも明確に掘り起こして、積極的にアピールしていきましょう。