「結婚観」が変わる・・・かも?

 この時期になると、駅やバス停などで真新しいスーツを着た男性や晴れ着姿の女性たちのグループを見かけます。

 

 そんな新成人たちのフレッシュな姿を見ると、毎年「自分自身が成人した時はどんな風だったかな?」と数十年前(?)のことを振り返帰ります。

 

 そんな「成人式」の日は、結構な確率で雪に見舞われるのですが・・・今年は大丈夫でしたね♫。大人っぽく見えるけれど、ちょっと前までは高校生だった彼、彼女たち。

 

 ところで民法が改正されて成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられるのをご存知でしょうか?  具体的には下記の様に変わるそうなのです。・・・(この改正民法は平成34(2022)年4月1日に施行されます。)

 

 

現在

(成年)

4条 年齢二十歳をもって、成年とする。   

 

という内容から、

 

改正(2022年4月1日から)

第4条 年齢18歳をもって、成年とする。

 

 ちなみに「18歳成人一期生」は現在の中学3年生です。今月いよいよ高校受験が待ち構えている彼らは、入学した高校に在学中ですでに「成人」してしまう事になります。

 

 う〜ん、自分自身の高校生時代を思い返すと・・・いいのかな?成人しちゃって? と思わずにはいられませんが、世界標準を考慮すると「そんなもの」らしいのです。

 

 

そしてもうひとつ、改正の重要なポイントとして結婚できる年齢が現在の女性16歳・男性18歳から男女とも18歳に統一された事があげられます。

 

・現行

(婚姻適齢)

731条 男は18歳に、女は、16歳にならなければ、婚姻をすることができない。

 

上記のの条文に対して、

 

・改正(2022年4月1日から)

731条 婚姻は、18歳にならなければ、することはできない。

 

という内容に変わります。といっても、それほど大きくは変わらない様な気がしますが、さにあらず! です。

 

 現行法では、民法734条で「未成年者の婚姻については、父母の同意を必要とする」とされています。

 

 そのため、未成年者(20歳未満)が結婚するには「婚姻届」と一緒に、父母が結婚に同意していることが分かる「同意書」を提出、または「婚姻届」の「その他」欄に父母が「婚姻に同意する旨」を記入し、署名押印する必要があります。

 

しかし、改正後の2022年4月1日からは、「未成年者の婚姻についての父母の同意」を求める民法737条は「削除」されます。

 

 これはどういうことかというと、18歳になればお互いの合意のみで結婚できるようになる、ということです。高校生同士のカップルが、3年生になり「成人」した後なら在学中でもお互いの同意のみで「婚姻」する事ができる・・・

 

 現実には、簡単には出来ないと思うのですが、法律的には可能になるという事実が、結婚観というものが時代によって確実に変化している事を物語っています。

 

 今、自分たちの世代が持っている価値観、結婚観がどんなきっかけでガラリと変わってしまうかもしれません。

 

 もしそうなったら、お相手へ求める内容も変わってくるのですから、現在とは異なる「出逢い」もきっと生まれる事でしょう。